ミニ・ミュンヘン研究会 mini-munchen
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ミニ・ミュンヘン2004 the documentary
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<ミニ・ミュンヘンの普及先について>
普及していくということだが、普及先というのはどういったところになるのか。
基本的にこういったことを行う場合、誰がやるのかお金・場所をどうするのかということがあるが、規模等は方法によって何とでもなる。必要なのはやりたいというところにどういったサポートをするかということである。
今までの中では、親子劇場・子ども劇場をやっているお母さんがたに興味を持っていただいた。また児童館の職員の方もこれまでもなんとか祭りというようなかたちでやっていたのを、少し趣向を変えてミニ・ミュンヘンのようにやってみたいと言っていた。
今は子どもだけだが、子どもと高齢者をセットにしてやるといったように、いろいろ地域によって組み合わせはある。
<大人の関与、役割について>
子どもがいきいきしていたのが印象的であった。働くことはこんなに楽しかったのかなと思った。
これまでの上映会において大人の関与の仕方で、廃棄物とか片付けとかどうするのか、という質問があった。子どもに全部やらせた方がいいという意見も出された。ミニ・ミュンヘンではどうだったか。
ミニ・ミュンヘン内の清掃は労働として、全て子どもがやっていた。しかし実社会に出すほうには子どもはタッチしていない。それはNPOのほうで処理している。それからベニヤ板で作った壁のような、ああいった材料を事前に組み立て、解体するのもNPOの仕事であった。
(日本でおこなう場合には)ああいった完成度の高いものを追っかけるより、出来ることからはじめて回数を重ねるごとに工夫をしていった方がいいと思う。
<現在の日本での取り組み、ドイツと日本の違いについて>
日本の小学校でこういったことをやる場合は、地域通貨を作ってやっているらしいが、多くの場合、落ちていたり、そのまま放置されたり、買ったものも大事にされないようである。大人と同じものを使うといったことが非常に重要である。
それから日本版ミニ・ミュンヘンをつくるのなら、立ち上げが非常に大変だと感じたので、初期のミニ・ミュンヘンのことも勉強した方がいいと思う。
日本には児童館や、子どものための施設というのが充実している。一方ミュンヘンとかドイツはそういったハードのものが全然ない。その代わりにこのNPOは仮設でつくることのできる壁、遊び道具、車を多くもっていて、希望があれば公園とか川べりとかに出向いて、そういうところで遊びをはじめる。日本のようにハードな施設をつくってしまうのではなく、サーカスのように仮設で何かをやってしまう文化がある。しかもそれは本格的に作ってあり、粗末なものではない。だからひと時とはいえ、逆にひと時だからこそ、子どもはわくわくして待つのである。日本のようにいつもあるとありがたみがない気がする。
中身の遊び方とは別に、手作り感と本物感がちょうど半々なのがものすごくおもしろいと現地で感じた。子どもも多分あんまり出来すぎているとちょっと引いてしまう。本物っぽいけれども、手が加えられるかもしれないといったバランスがいいのではないかと思う。
日本のどこかでキッズタウンといってすべて子どものサイズになっているものがあったが、子どもに合わせましたという感覚、子どもにとってはどうなのか。
私は冒険遊び場と子ども劇場2つに関わっているが、そういったところで1日市場みたいなことをやると、最初から子どもはお遊びという意識があって、買ったものを粗末にする。最初からお店屋さんごっごではなく、本当に市民であるといった仕掛けをして、子どもにこれは半端じゃないと思わせることが大事だと思う。
<大人の関わり方>
大人があんまり考えすぎていろいろセットするというよりも、やっている中で変わっていくのもまた良しだという柔軟性を持ちながらということが重要なのかなという気がしている。
ミニ・ミュンヘンでもスタッフの会議というのはかなり辛辣にやっていた。こっちのブースではこう対応して、そっちではこう対応したというような情報交換は頻繁に行われていて、意思の疎通というのはかなりとれていた。
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