ミニ・ミュンヘンの概要

ミニ・ミュンヘンは7歳から15歳までの子どもだけが運営する「小さな都市」です。
8月の夏休み期間3週間だけ誕生する仮設都市で、
ドイツのミュンヘン市ではすでに30年以上の歴史があります。

ここの都市の市民権を得るためには、まず少しだけ仕事と学習が必要です。
市民権を得た後は、自由に自分の好きな仕事を見つけて働くと、
「ミミュ」というお金がもらえます。
時給はすべて5ミミュですが、1ミミュは税金として市役所に納めなければなりません。

ミミュを持っていると、楽しい映画を見る事もできるし、
タクシーに乗る事もできるし、もちろんおいしいお昼ごはんを食べる事もできます。
仕事の種類は「大きな都市」と全く同じで、
コックさん、タクシー運転手、花屋さん、デパートの店員、デザイナー、
アナウンサー、新聞記者、教員、そして公務員や議員さん、市長さんなどの仕事がたくさんあります。
ミミュがあまったら銀行に預けたり、土地を買ってお店を経営する事もできます。
そのために、銀行員、建築家、大工さんもいます。
この「小さな都市」で子どもは時間を忘れて、「遊び」「働き」「学び」ます。
子どもは楽しいから毎日来ます。遊ぶことと、働くことの違いは全くありません。
もちろん、ルールを守らないと警察官に注意されたり、
場合によっては裁判にかけられ、罰金を取られることもあります。
しかし、このルールを作るのも変えるのも子どもの仕事です。」
この子どもだけの「小さな都市」には、大人の「大きな都市」では
失ってしまった重要なことがたくさん詰まっているような気がします。

楽しいから毎日来ます。子どもにとっては、遊ぶことと働くことの違いは全くありません。